腰痛を持っている場合は、通常コルセットや湿布などで対処しているかもしれませんが、実は寝るときの体勢がその後の腰痛を良好にするか悪化させるかを左右させると言われています。
寝ているときは知らないうちに腰に負担をかける姿勢をとってしまっていることが多いものです。
横向きに寝るのが一番腰に負担をかけないと言われていますが、一晩中同じ体勢を保てるわけではありません。
もし同じ体勢を続けられたとしても、そのせいで今度は体の歪みが生じることや、さらなる悪影響を及ぼす危険性も出て来てしまいます。
しかし、何度も寝返りを打つことや仰向けで眠るのは、腰への負担が心配です。
寝返りの度に痛みを感じて目覚めてしまい、寝付くときも痛みがあってなかなかぐっすり眠れないということもありますね。
眠れない夜が続くと、腰痛だけではなく疲れも取れず、ストレスも溜まっていってしまいます。
この場合、腰に負担をかけずにぐっすり眠るために、タオル等でコルセットを作って巻いてあげるといいでしょう。
本当のコルセットでは硬いため、血流が悪くなってむくんでしまうことがあります。
しかし、タオルであれば自分で調節出来てやわらかいので、血行を妨げる心配がありません。
さらに、巻かれていることで寝返りを打つときに腰を守ってくれます。
寝ながら知らないうちに腰を無理にひねったり、負担をかけたりすることも避けられるでしょう。
同時に、膝の下にクッションを入れてくと安心です。
膝を立ててその下にクッションを入れておくと、足をまっすぐに伸ばしてあおむけで眠るよりずっと腰への負担を減らせます。
横向きになった時も、膝と膝の間にクッションを入れて妊婦さんが行うようなシムズの体勢を取ると、腰の負担が軽くなります。
抱き枕など長めのクッションを用意して、足元に置いておくといいかもしれません。
眠っている時間は案外長時間なので、この間に腰への負担を減らすと腰痛を改善させるのも早まるかもしれません。