腰痛からくる太ももの痛みの原因として考えられるのが、特に中高年の方が多く発症する坐骨神経痛です。
坐骨神経痛はお尻からふくらはぎにかけて足全体に鋭い痛みが表れることもあれば、太ももなど足の一部分にだけ痛みを感じることもあります。
坐骨神経痛の原因は腰から足にかけての坐骨神経が深く関わっています。
ひどい時には痛みやしびれを感じるだけではなく歩くのが困難になる場合もあるので、軽視せずに注意することが必要です。
そのような太ももの痛みの原因としては筋肉のコリが関係している場合があります。
中高年になってあまり歩かないでバスやタクシーを利用することが当たり前になっていたり、運動不足になることで久しぶりにしっかり歩くと腰痛になったり太ももに痛みを感じることもあるでしょう。
普段あまり使っていなかった筋肉を急に使うことでその部位の痛みを引き起こすこともあるので、体をびっくりさせないためにも普段から適度な運動は心掛けた方が良いといえます。
また、腰痛が原因の太ももの痛みは無意識に太ももに負担をかけてしまっていることから起こります。
痛みを感じる部位は、何かの原因によってその部位に負担をかけていることから痛みが生じています。
腰痛による太ももの痛みは、腰痛が辛いと思った時に自然と腰が楽になる体勢をとってしまい、その結果その負担が全て太ももにかかることから起こるのだと思います。
腰も足も繋がっているので、腰をかばうために足に負担をかけてしまったら全体のバランスが崩れ、その悪い影響が体に生じるはずです。
太ももが痛いと歩くのも立つのも辛く、仕事や日常生活にも支障が生じてきます。
そうならないためには、腰痛が辛いと思った時点で病院に行って、正しい治療を受けることが何よりも大切です。
筋肉のコリが太ももの痛みの原因なのであれば、コリをほぐすマッサージも非常に効果的な良いものだと思います。
自分の筋肉のコリがどのくらいひどいものであるかを把握し、今すぐコリをほぐさなければ痛みが出そうなくらいひどい場合は、マッサージなどで筋肉をほぐし疲れをとることで痛みが出ないような対策を行ってください。
中高年になると腰痛と太ももの痛みが同時に出て辛い思いをする人も多いですが、中高年のそのような痛みは放っておいて自然に治るようなものではありません。
まずは原因となっている腰痛をなくすための治療をし、太ももが痛む原因も徐々になくし、痛みを改善させることが大切です。