スポーツ選手が手足や腰の痛みの緩和のために、テーピングしている姿を目にしたことがあると思います。
ですが、スポーツ選手が骨折や捻挫などの痛みを抑えるため行うテーピングと、ぎっくり腰などが原因で起こった腰痛とでは、痛みを抑える目的もテーピングで使うテープの種類も違ってきます。
スポーツ選手の場合は伸縮性が少ないテープを使い、足や腰を曲げたときに痛みをなるべく感じないように強めに巻くこともありますが、加齢などが原因で起こる腰痛の場合は血行を妨げない伸縮性のあるテープを使うのが一般的です。
腰痛のテーピングはひとりで行うのは難しいので、手伝ってもらえる人がいない場合はコルセットや腰痛バンドを使用する方が良いかもしれません。
腰痛のテーピングの貼り方はどうすればいいの?
その際、腰が丸くならないように注意して下さい。
2. その状態で背骨を挟んだ両側にテーピングしていくのですが、貼る時は腰の少し下の方から肩に向けて、つまり下から上に向けてテープを貼っていきます。
背骨の両側の筋肉に沿って貼るのですが、片方だけでなく必ず両側に貼るようにして下さい。
テープが緩んでしまうと効果がありませんので、少し引っ張り気味に貼るのが良いでしょう。
3. 次に腰の痛みのある部分を確認します。
4. 腰の周囲よりも少し短めにテープを切って、今度は縦ではなく痛みのある部分に横向きにテーピングします。
- 場合によっては、腰の痛みのある部分よりも少し下にテープの端がくるように、テープを二本用意してクロスするようにテーピングする方法もあります。
- コルセットの代わりになるように使いたい場合は、先ほど貼った二本のテープに少し重なるようにして、更に二本のテープをクロスして貼り、腰をしっかり支えるようにする方法もあります。
体の前方から見ると、横向きに貼ったテープが少し見える感じになります。
腰の周囲をぐるぐる巻きにする必要はありません。
テープの端が腹筋にかかる程度で良いかと思います。
腰痛のテーピングは「かぶれ」に注意しよう
そのままお風呂に入ってもかまいませんが、テープにかぶれない人でも長くテーピングを続けていると、ある日突然かぶれることもありますので、数日で取り換えた方が良いでしょう。
特に汗をかきやすい季節は、テーピングしたところが不衛生になりやすいので気を付けてもらいたいと思います。