腰痛を感じた際に、どの部位の筋肉を伸ばすと痛みの改善に効果があるのかご存知でしょうか。
腰が痛いと思ったら、痛みを感じる場所を撫でたりさすったり、軽く叩くなどして違和感を解消させようするのではないでしょうか。
確かに痛いところをこれらの方法で刺激を与えると、多少の気持ちよさや痛みの減少を感じることと思います。
ですが、腰が痛いと感じた時に、腰だけをどうにかすれば痛みが消えるわけではありません。
腰が痛いのは腰の筋肉だけに負担がかかっているのではなく、腰周辺の筋肉をすべてに影響を及ぼしているから腰が重点的に痛みを感じるのです。
ですから、腰ばかりをマッサージしてもそれ以外の腰に関係する筋肉もケアしてあげなければ、腰痛自体の改善は見込めません。
腰痛を抱える人たちは、ストレッチを日課にすることが大切です。
腰痛に関係する筋肉はたくさんありますが、その中でも特に腰痛対策に効果的なのは、腸腰筋のストレッチです。
腸腰筋は腰骨のあたりの奥に存在する筋肉で、インナーマッスルと言われる手で触れることのできない筋肉の一つです。
この腸腰筋のストレッチとトレーニングで腰痛の改善が期待できます。
腰痛持ちの方のなかには股関節あたりに痛みを覚えることがあると思いますが、これは腸腰筋と大きく関係しています。
痛みを感じたことがあるならば、ぜひ腸腰筋のケアをお勧めします。
腸腰筋を鍛えるためには、腿上げの動作が効果的です。
慣れるまでは何かにつかまって、立ったままで曲げた脚を腹部に近づけるように動かします。
これを20回ずつ行います。
反対に、腸腰筋のストレッチは床にしゃがみ、片方の足を後ろへ良く伸ばします。
この時に、後ろ脚の付け根が伸びることを意識して行います。
この姿勢を20秒ほどキープして、反対の脚も同様に行います。
これらのケアを定期的に行うことで腰痛は改善されますので、まずは1週間続けてみることをお勧めします。