腰痛で腰に悩みを抱えていると、動くのが億劫になってしまいますよね。
立ち上がる時も、何処かに手をついて支えたり、立っていてもどことなく前屈みの姿勢になっていたりすることがあります。
腰が痛くなると出来るだけ腰に負担を掛けないよう、そして腰を動かさないようするから、結果的にこういった体制を取ることになります。
それは、ぎっくり腰や骨折などの症状がある場合は、あまり動かさない方が良いともいわれたりすることから、「痛みがあればまずは安静にする」というのが、知らず知らずのうちに私たちの中にすり込まれてしまっているからなのです。
確かに、安静を一番とする腰痛もありますが、慢性化している重だるい感じの腰痛の場合は、腰はもちろん周辺の筋肉を動かしてやった方が楽になる場合が多いのです。
とはいっても、突然スポーツジムへ通いだすなんていうことは、なかなか出来ないので、手近なところで散歩が一番のお勧めです。
「イタタ・・・」と、歩くのも痛いなんていう腰痛がある時は、無理をしてはいけませんが、それ以外の場合は、何となく動かないような気がするという自己判断に頼っているのではないでしょうか。
足を動かすことによって、繋がり合っている様々な筋肉が動きます。
筋肉は動くことで解れ柔らかくなり、やがて組織を増やしていきますし、筋肉が増えると代謝も良くなります。
これがランニングやジョギングになると、体が上下に揺れることから下手をすると腰や膝に負担を掛けてしまうことがありますが、日常的な歩行の延長である散歩ならそんな心配もありません。
早く歩く必要も長く歩く必要もありません。
とにかく、自分のテンポで前へ前へと足を交互に動かせば、それが散歩になります。
慣れてくれば、今日は10分、明日は20分と少しずつ散歩の時間を増やしていくことも苦ではなくなると思います。