ぎっくり腰を「魔女の一撃」なんて言いますけど、確かにあれは何の前触れもなくいきなり来ますね。
もともと運動部崩れでストレッチや準備体操なんか嫌いだった私は、あのピキッ!
という衝撃を何度も知っていたはずだったのに、最近はそれも落ち着いて当たり前のように暮らしていました。
ある朝パソコンでメールのチェックを終えて何気なくイスから立ち上がった瞬間、ピキッ!
となり、その瞬間から少しでも動くと激痛が走るようになり、まっすぐ立ち上がることも座ることもできず、お尻を突き出したままの中腰で動けなくなりました。
不幸にもそれは朝食前の家族そろったリビング。
重いものを持ったわけでも力を入れていたわけでもないのにピキッっといって変な姿勢で動かなくなった自分に最初にかかった言葉が「何やってんの、あんた」でした。
悲しいけど、朝のバタバタしている中で変な中腰で動かなくなる男を見る目なんてそんなもんです。
ましてや寝起きだし。
でも冷や汗は出るわ動くのは大変だわで、このまま何度もぶり返してはマズイと思い整形外科へ行きました。
忙しい先生で、痛みに耐えながら変な姿勢で1時間ほど待ちました。
この時間が永遠かと思えるくらい長かったです。
やっと待合室へと移動し、程なく診察室へ。
腰を触診、レントゲンを撮影されると「ぎっくり腰だねー」と先生。
ある程度曲がっているはずの背骨、腰骨がまっすぐになっていて、これでは自由には動けません。
痛み止めとコルセットを巻いてもらい、来た時より少しまともなスピードで帰宅することができました。
痛み止めはありがたかったのですが、それ以外は自然治癒しかありません。
腹筋と背筋が自然のコルセットだと言われてはいますが、鍛えることはなかなか難しいですよね。