身体の中心にある腰の状態の良し悪しというのは、人間の日常動作や姿勢といったことに大きな影響を及ぼします。
腰を支えるためには、身体の様々な関節や筋肉の機能がしっかりと働いていなければなりません。
腰に不調があれば、何気ない動作でもスムーズに行うことができなくなってしまいます。
腰痛の症状が出てしまっている場合は腰にかなり疲労が溜まっていて、腰を支える機能に大きな負担がかかっている証拠です。
そして腰のバランスが崩れてしまう事で下半身の筋肉にも影響が出て、むくみやすくなる可能性が高くなります。
きちんと腰をサポートすることができなくなってしまった腰の筋肉の代わりに、それ以外の筋肉が働かなければならなくなることで、負担がかかった足がむくんでしまうのです。
むくみは血管の外に水分が余分に溜まってしまう事で起こります。
身体の水分量というのは一定に保たれているのが通常で、水分の移動がうまく機能しなくなると血管の外に溜まりむくみが生じます。
特にふくらはぎには足に流れた血液を心臓に押し戻すポンプの役割があり、ふくらはぎの機能が衰えると血管と外と内での水分調節が上手に働かなくなります。
腰の状態にも影響をされやすい部位で、腰痛になって身体の重心がズレてしまったりすると、ふくらはぎには大きく負担がかかってしまいます。
結果ふくらはぎの機能が悪くなってしまい、むくみやすくなってしまうのです。
腰痛が原因で足のむくみまで起こってしまうため、むくまないようにするためにはまず、腰をケアすることが大切です。
日頃から背筋や腹筋など、腰を支える筋肉が衰えないようにストレッチをして、温めて血行を促進する事で血液とリンパの流れを整えるように心がけましょう。