年を重ねて行くと、若い時と同じように日々生活しているはずなのに、いつのまにか疲れやすくなっていることや、筋肉痛とまではいかないまでも、体のあちらこちらが怠重い感じがすることが増えてきますね。
そんな症状の中に腰痛も紛れ込んでいたりします。
特に腰痛は、ぎっくり腰のようにある日突然襲ってきた強烈な痛みじゃないと、ついついいつものことと軽く考えて見逃してしまいがちです。
健康寿命を延ばすために、運動しましょうと言われますが、それは必ずしもハードなスポーツである必要はありません。
インナーマッスルという言葉を聞いたことがあると思います。
直訳すると「内側の筋肉」というような意味ですが、インナーマッスルは、手や足などの体を動かすためにある外側の大きな筋肉ではなく、主に関節などを支えている体の奥深くにある小さな細い筋肉のことをさします。
腰痛や関節の痛みは、炎症などからくる痛みのほかに、関節が緩んだり、筋肉が硬直することで周囲の神経を刺激して起こる場合があります。
腰痛には、安静が第一だと勘違いされている方も多いとのではないでしょうか。
腰痛は、炎症などを伴わない限り、ある程度は運動した方が良いとも言われています。
無闇な安静は、周囲の筋肉を硬直や委縮をさらに進行させてしまう恐れがあるからです。
インナーマッスルは、体の奥深くにある筋肉ですので、なかなか意識することは難しいですが、整体院などで腰痛対策の軽い運動やストレッチなどを教えてくれる場合もありますし、スポーツをすると意気込まなくても、テレビを見ながらでも行える簡単な「ながら体操」もあるので、是非実行してみてください。
残念ながら、一度緩んでしまった関節を元に戻すことはできません。
でも、インナーマッスルを鍛えることで、緩んだ関節周囲からを支えてやることが出来るのです。
体はもちろん、体内部の筋肉(インナーマッスル)も、柔らかい方が良いと言うことなのでしょうね。