慢性的な腰痛やぎっくり腰などの急性の腰痛、ヘルニアなど痺れを含む重度の腰痛など、腰痛には様々な症状がありますが、どんな腰痛でもしっかりと腰痛ベルトを巻くことで日常の痛みを軽減させることができます。
腰痛ベルトには腰痛そのものを治す効果はありませんが、ベルトを巻くことで腹圧を高め痛みに効く効果があります。
腹圧とは骨のない腹部において、内臓を正しい位置で支えるための圧力のことで、腹筋や背筋をサポートする重要な役割があります。
腰痛になるとその腹圧が弱まってしまうので、腰痛ベルトを巻くことで腹筋や背筋の動きにも圧力が加わり、日常の動作のサポートや腹圧の補助として効くことになります。
腰痛ベルトの巻き方はベルトの太い部分が背中側に来るようにして、お腹を凹ませた状態できつめに巻くようにしましょう。
補助ベルトがついたコルセットの場合は、痛みのある部分を中心として骨盤を固定するようにしっかりとベルトを締めます。
細い腰痛ベルトの場合は腰痛部分が腰の上部の時には痛みのある場所を中心に、痛みが腰の下部の場合には骨盤が固定されるように巻くのがポイントになります。
苦しいからと言って緩く締めてしまってはベルトの効果はないので、苦しくてもきつめに締めるということを覚えておきましょう。
腰痛ベルトは動いていると緩んだりズレてしまったりするので、小まめに締め直すことも必要です。
ベルトをしっかり巻けるようになると、痛みが随分と軽減してすぐに効くという実感があるので、何度か締めてみて自分の腰の痛みに合う巻き方を覚えてください。
また気分が悪くなったり消化の妨げにもなるので、食事中や食後30分程度はベルトを外してリラックスさせることが賢明です。
就寝中も血流が悪くなったり、ストレスが加わり睡眠の妨げになることもあるので、ベルトを外すことが推奨されています。