腰痛の原因には様々な要素がありますが、自分でできる腰痛対策としては、「ストレッチ」がとても重要になります。
ストレッチを日ごろから継続して行っておくことで予防に役立ちますし、ヘルニアなどの病気になってしまった場合でもケアとして自分で行うことができます。
腰が痛いときのストレッチとしては大きく2種類あり、背骨を丸くする方向にストレッチする方法と、背骨を反らせる方向にストレッチする方法があります。
日ごろから腰を反ったような姿勢になってしまっている場合には、背骨を丸くする方向へのストレッチが有効です。
仰向けで片方のヒザを両手で引き寄せるストレッチ、両方のヒザを両手で引き寄せる(抱えるような形)ストレッチが適します。
逆に腰椎椎間板ヘルニアが発症して慢性的になっている場合や、猫背で背中が丸くなったままの姿勢になっている場合には、背骨を反らせる方向へのストレッチを行いましょう。
まず、苦しくないようにクッションを胸もとにあてながら、うつ伏せの姿勢をとりましょう。
そこから痛くない範囲で背中を反っていきます。
手でしっかりと支えて崩れないよう注意しましょう。
いずれのストレッチも、20秒かけて、反動をつけずに、ゆっくりじっくりと伸ばしましょう。
痛みが出るようならやりすぎなので、痛みが出ない範囲で伸ばします。
それを2~3セットは行う必要があります。
また、入浴後の体が温まっているときが適切です。
これらの基本をふまえて、太ももの前、太ももの後ろの筋肉を伸ばすストレッチも加えると効果的となります。日ごろから実践してみてください。