経年劣化があるのは機械も人間も同じで、人間の場合は加齢や老化なんて嫌な呼ばれ方をします。
それが年を積み重ねてきた証、頑張って生きてきた勲章だと胸を張れるようになれれば良いのですが、痛みが伴う場合はそんな悠長なことを言っていられなくなります。
腰痛が起きたら腰回りや膝に原因があると思われている方も多いと思いますが、骨盤のあるお尻まわりが微妙に悪さをしていることがあります。
立ったり座ったりする時に、重要な位置を占める骨盤は、骨の中でも大事なパーツになるようです。
お腹の中にある内臓なんかの重みも、ドンと支えてくれているのが骨盤になるそうですから、本当に縁の下の力持ちという感じです。
1つずつバラバラで存在しているように見える骨も、それぞれが筋肉で繋がって色んなパーツを作っています。
当然、縁の下の力持ちである骨盤にも、小さな筋肉が一杯くっ付いていて、それらが足や腰なんかに伸びているので、結構ややこしい存在です。
楽な姿勢が必ずしも体に良い姿勢だとは限らないと言われます。
動きやすい姿勢で長年動いてきた結果、体に癖のようなものがつくそうです。
その癖が歪みというわけです。
でも、腰痛が酷くてなかなか改善されないと悩んでいる方は、一度骨盤矯正をされるのも良いかもしれません。
整体院などに行くとうつ伏せになって腰の下に枕のようなものを挟んで矯正してくれるので、施術中に痛みのようなものは全くありませんし、ただ寝ているだけでOKです。
長年掛けて、静かに少しずつ歪んできているものですから、一朝一夕に元の位置に戻すのは大変ですし、急に戻そうとしたら反対に大きな痛みが起きてしまうかもしれません。
癖は錚々簡単に治るものではないので、ゆっくりじっくり向き合う必要がありますが、一度でも施術してもらうと格段に腰が楽になると思います。