今から40年ほど前、脚が引きつり近くの病院に行って受診したら、単なる腰痛ではなく椎間板ヘルニアと診断されました。
詳しく説明を聞き、翌日入院し、その後に手術をしました。
その後は特に何もなく、椎間板ヘルニアになったことすら忘れていました。
でも手術して頂いた先生の言葉を忘れることはありませんでした。
それは、私の場合、外部的な圧力で腰痛、椎間板ヘルニアになったのではなく過労が一番の原因だから気をつけるようにと言われたことでした。
昔からよく言われる言葉の一つで『疲れは腰にくる』と言われていますが、まさに実感しました。
その後3度ぎっくり腰になりしましたが、病院に行っても回される所は決まって整形外科で、診察が始まるとまず腰のレントゲン撮影、それを見て医師はとりあえず骨は異常ないので電気を当てて、これをしばらく続けるよう言われ、出して下さる薬は決まって湿布薬、消炎剤、ビタミン剤でした。
でも後から気がついたことは、寝ていたら3日ほどしたら自然治癒で改善されることを実感し、腰が痛くても整形外科には行かなくなりました。
ただ、腰痛時に一緒に出てくる症状に座骨神経があります。
私の場合、暑い真夏でも出て難儀しました。
どの整形外科に行っても治療方法は一緒で、痛み止めの消炎剤、湿布薬(場合によって症状が悪くなった経験があったので貼らなくなりました)等の投与だけでした。
これは後で解りましたが、対処療法の現代医学ではどうすることも出来ないです。
また、近くの鍼灸治療にも行きましたが鍼を色々な所に刺し、灸をしてもらったりしましたが、結局私の座骨神経痛は悪くなる一方でした。
本当に辛い思いをしながら仕事をしていましたが、知人から大学病院の医師が紹介する鍼灸師を紹介され、治療を受けました。
その方は『自分の体を治すのは、自分自身の免疫力を高めて治す』と説明を受け、治療を受けました。
説明を聞いていると全く知らない”気”の流れを良くして自分自身で治しますと言われ、半信半疑で毎週治療を続けていたら、2ヶ月後にはあれほど苦しんでいた座骨神経痛が嘘のようになくなり、それ以来腰痛も全く感じなくなりました。
やはり痛みや熱は薬である程度治療出来ますが、これはそれらの症状を軽くするだけで根本的な治療ではないことを経験しました。
不摂生な生活を止め、正しい食生活、睡眠、適度な運動をして自分自身の身体を守りましょう。