下半身と上半身のバランスを取っていて、日々の生活で最も負担が掛かってしまうのが腰です。
座りっぱなしや立ちっぱなしの仕事をしている方は腰周りの筋肉が凝り固まっていますし、激しい運動や動き回る仕事をしている方は腰周辺に疲れが溜まりやすいです。
また、日々の生活の癖などで骨盤にゆがみが生じてしまうと、筋肉が一方に引っ張られたり縮んだりして、一部分に負荷が掛かったりして凝りが生じます。
筋肉の凝りや血行不良、腰周辺の疲労などによって腰痛が慢性化してしまうので、しっかりとその日の疲れを取ってあげることで、腰痛対策にもなります。
寝ている間に、私達の体は疲労を回復しています。
しかし、回復しきれなかった疲労が徐々に蓄積されてしまうと、慢性的な腰痛を抱えてしまうことになります。
その日の疲れはしっかりとその日のうちに取るというのが重要で、腰の疲労を寝ている間に回復させてあげるようにしましょう。
それに有効なのが、寝る前のストレッチです。
お風呂で体が温まった状態だとストレッチもやりやすく、腰周りの筋肉もほぐれやすくなっています。
ベッドに入って数分程度のストレッチを行うことで、凝り固まっていた筋肉をほぐすことができて筋肉や体の柔軟性を高めるのに役立ちます。
固くなった筋肉を引っ張ってストレッチしてあげると腰周辺の血行が良くなって、腰周辺の疲労回復に役立ちます。
また、骨盤などのゆがみを治すのにも役立ちますから、腰痛緩和や予防にもなります。
ゆっくりと体をストレッチすることで副交感神経を刺激して、眠りやすい状況を作ることができます。
精神的なリラックス効果が生み出されるので、寝つきが良くなり睡眠の質も高まります。
質の高い睡眠は疲労回復効果も高まるので腰周辺の疲れもすっきりと取れて、翌日に疲労を残さず腰痛にも効果的です。
ストレッチをする場合には無理をしないで気持ちいいと感じる程度が理想的です。
最初はなかなか思うように体が伸びなくてつい無理をしがちですが、痛みを伴うストレッチは筋肉に負荷が掛かり過ぎて筋肉痛を起こすこともあります。
一気に筋肉や体が柔らかくなるわけではないので、徐々に慣らしていくためにも気持ちいいと感じるところで止めるというのが重要です。
また、腰痛がひどい時はストレッチをお休みして、十分に体を休めてあげることが大切です。
痛みがある時に無理してストレッチしてしまうと腰痛を悪化させてしまうので、痛みのない健康な状態で行うようにしましょう。