腰部脊柱管狭窄症が腰痛の原因?専門医を受診して鑑別を。

20150629
腰部脊柱管狭窄症は、腰の部分の脊柱管が狭くなることで症状が発生します。

その症状は腰痛だけでなく、下肢の痺れや歩きづらさなど様々です。

腰部脊柱管狭窄症で腰痛が発生する場合には同時に下肢の痺れを発症する場合が多いです。

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そして、特徴的な症状に、間欠的跛行があります。

これは歩いている時(立っている時)に下肢の痛み、痺れが強くなる。

耐えられずに休む(座る)姿勢を取ると症状が軽くなるというものです。

これは、立っている時は、脊柱管が狭くなり症状が強くなり、休む、つまり腰を曲げていると脊柱管が広くなり、神経の圧迫が軽くなるため、症状も軽くなるというものです。

強さは、病態の進行状態によりますが、この症状は、脊柱管狭窄症に特異的なものなので、鑑別に使われることも多いです。

単に、腰痛があるだけでは腰部脊柱管狭窄症であるとは言えず、腰痛のみの場合は他の疾患がある可能性もあります。

専門医を受診して鑑別をすることが重要です。

鑑別診断には、レントゲン、CT、造影検査などがあります。

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町医者などでのレントゲンのみでは骨は映っても脊柱管は映らないので、鑑別診断にはなりません。

一種の検査に、ミエログラフィーというものがあります。

これは脊柱管に直接造影剤を流し込んでレントゲン撮影を行いますので、脊柱管の圧迫状態を見るのにとても有用です。

さらに他の検査にない利点として、診察台を動かしながら撮影をできるので、寝た状態と立った状態の脊柱管を見ることができます。

寝ていると腰が楽なのに、立つと辛い、などの症状の鑑別を行えます。

もっとも重要なことは、なぜ腰痛がおこり、どうすれば改善するのかということを知る、ということです。

確かに、腰部脊柱管狭窄症でも腰痛が発生しますが、他の疾患と鑑別して最善の対処法を取ることが必要です。

ですので、もし腰痛を自覚して、それが続く、改善しないという場合は、まず病院を受診してみましょう。

大きい病院がなければ紹介状をもらって専門医への紹介をしてもらいましょう。

腰痛の原因には様々なものがあり、それは大きいもの、小さいものがたくさんあります。

腰痛を我慢して対応するのではなく、原因を探して、適切な治療を行うことで腰痛とうまく付き合う事がとても重要です。

そして、どうすれば腰痛が起こらないのか、日常生活でも注意する事はたくさんあります。

病院には疾患だけでなく生活や運動の専門家もたくさんいますので、ご自分の生活に上手く病院を利用しましょう。

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