腰痛ベルトにはゴムで作られた物があります。
このゴムの腰痛ベルトは、主に骨盤の固定や歪みを治す補助のために使われます。
自分の腰痛の原因がどこにあるのか、しっかり判断して使用しましょう。
ゴム製腰痛ベルトの正しい巻き方は、腰骨の一番出っ張っている位置から3cm下に、ベルトの上部が来るようにしましょう。
そこから、背中側はお尻を支えるように、前よりも少し下側を通るようにします。
太ももの付け根を大転子と呼びますが、この大転子とヘソからまっすぐ下にある恥骨のラインで巻くようにしましょう。
椅子に腰かけて、お腹につっかえる感じがするときは上過ぎなのでチェックしてみてください。
こうやって正しい巻き方をすることで、骨盤全体を包むことができ、骨盤が歪まないように固定することができます。
骨盤を固定する腰痛ベルトは、もちろん骨盤が必要以上に開いたり歪んだりすることを防ぐために用いられるので、ゆるく巻いては効果がありません。
しっかり締めるように着用する必要があります。
ただし、ゴム製の腰痛ベルトはゴムの特性上、必要以上に締め付けてしまうことがあります。
ゆるく着用する必要はありませんが、あまりにきつく締めつけ過ぎると今度はうっ血やしびれといった症状があらわれるようになり、腰痛を悪化させる原因にもなりかねません。
基本は「腰の痛みが楽になる強さ」を心がけてください。
感覚的なものになるので具体的にはいえませんが、少しでも「きついな」「痛いな」と思ったら少し緩めるなど自分に合わせて使用しましょう。
また、肌にすれて傷つけてしまったり、ゴムにかぶれることもあるので素肌に着用するのはやめてください。
それから、就寝の際は外しておく方が安全です。
もし、眠っているときにも痛みがあるからつけておきたいという場合は、腰痛ベルトだけでは治療ができない段階です。
すぐに医療機関を受診しましょう。