便秘と腰痛は一見あまり関係性がないように思われるかもしれません。
しかし、便秘が原因で腰痛になるということは十分あり得る話です。
便秘を原因とする腰痛に悩まされている大部分の人は女性とだといわれています。
女性は男性よりも筋肉が少なく、腸を取り囲む腹筋の量が少ないことが原因で便秘になりやすいといわれます。
便秘をすると腸内に腐敗ガスが溜まってきます。
骨盤中には大腸が位置しており、大腸はこの腐敗ガスによって膨れてきます。
その近くに位置している腰の神経が大腸から圧迫されて、腰に痛みが生じてくるというのが、便秘によって腰痛が発生する主なメカニズムです。
圧迫されることで血液の流れも悪くなってしまいます。
そうなると血液も滞ってしまいます。
さらに、このような腐敗ガスは大腸の壁から血液中にとり込まれまれ、全身を巡ります。
有毒性のある物質が溶け込んだ血液が全身を回るので、頭痛や吐き気なども引き起こされてきます。
また、便によって胃で消化された食物が胃より下に移動できなくなります。
そのことで、吐き気が催されたりします。
このようになると、便秘が腰痛を引き起こし、腰痛がさらにひどい便秘を引き起こすという悪循環が生じてしまいます。
そうした状態になると、様々な病気と隣り合わせで生活するということになってしまいます。
便秘と腰痛は一見すると慣例がないように思われるかもしれません。
しかし、このような便秘が原因で腰痛や吐き気などの体の様々な不調が現れるということにつながってきます。
そのため、便秘が続く場合には便秘の早期改善を図ることができるよう、食生活も含め、これまでのライフスタイルそのものを改善していくことが大切といえます。