腰から膝へと痛みの伝わる図式は、以下の通りです。
骨盤の傾斜角が大きくなると、腰椎前彎曲が増大します。
これに伴い、股関節が屈曲して大腿骨の外旋が偏移します。
そこで、脛骨の内旋が偏移して半月板への抵抗が増大します。
この為、膝痛が発生するのです。
体は全てつながっているので、腰痛から膝痛を起こすことは珍しい事ではありません。
多くの患者さんが、腰痛と膝痛の痛みを同時に経験しているという事がよくあります。
私も腰痛と膝痛を同時に痛めた経験がありますが、そんな時に自分で出来る治療法でどの様な事をすれば痛みが和らいだのかについて、以下にまとめます。
ツボ押しグッズで腰や膝の気になる部分を押したり、マッサージ器具を利用して痛みを和らげます。
腰痛用のアクテージやアリナミンといった市販薬を痛い部分に貼り、1日2回の張り替えを行います。
冷えると余計に痛みが増してくるので、温泉やサウナなどで体を温めて改善を図ります。
また、自宅で入浴する際には、汗が出るくらい長い時間浸かって痛い部分をマッサージします。
自分の使用している布団類を低反発のマットに変えたり、冬の季節は軽い羽根布団に変えたりしてみました。
普段の運動不足も原因の1つだと感じていたので、ストレッチやヨガ、ウォーキングなど、患部に負担のかからない軽い運動を行います。
また、痛みが激しい時は横向きに寝て、整体やクイックマサージ、針灸などに通って自分に合った治療法を見つけます。
自己流の治療法でどうしても痛みが取れない時には、整形外科に通って診察を受けて、神経ブロック注射などで強制的に痛みを抑えてもらうようにする事もしました。