腰痛というものは、多かれ少なかれ色々な年齢の方が悩まされると思います。
特に高齢者の方は体の不調を訴える機会が多くなってしまうため、どうしても切っても切れない関係にあるでしょう。
高齢者の腰痛は病気などが原因という可能性もありますが、基本的には体が固まってしまっているために起こってしまうことが多いとされています。
体が固まってしまうと血流が滞ってしまうこともあるので、健康には良くありません。
あまり動くことをしないので体が固まってしまい、腰が痛くなり、余計に動かなくなった結果、腰痛が悪化するといった悪循環が生まれてしまうことも考えられます。
そういったところから、高齢者の方は積極的に腰痛体操を行うと良いのではないかと思います。
腰痛体操には様々な種類がありますが、その中でも高齢者でも行えるものも多くあるので自分に合ったものを行うと良いでしょう。
まずおすすめなのが、壁を利用した背伸びです。
これは、まず壁と向かい合うようにして立ち、壁に両方の肘をつきます。
この時壁との距離は10センチほどです。
それから少しずつ両手を上にずりずりと上げていくのです。
上まで伸ばしきったら30秒ほどキープし、これを毎日続けるだけでも体を伸ばす効果が得られると思います。
立っている体勢が辛いという方には椅子を使用した腰痛体操もあります。
もっとも手軽なのは、椅子に腰掛け、そのまま前に倒れるというものです。
息を吐きながらリラックスした状態で上半身をゆっくり倒すのです。
この状態で10秒ほどキープします。
朝昼晩と行うと良いようですね。
回数にして5回ほどで、多くても10回ほどに留めておきましょう。
しかし、これらがノルマだと、義務だと感じて嫌々やっていては効果が半減してしまいます。
リラックスした状態で楽しく行うことが大切です。