重いものを持った時やくしゃみなどで急激に腰に負担がかかった時に、急性の腰痛が起こる場合があります。
よく言われる「ぎっくり腰」というのがこれにあたりますが、急性の腰痛が起こると激痛と共に立っていられなくなり、ひどい時はその場から一歩も動けなくなる等の症状が現れます。
ではつらい急性の腰痛が起こった時は、どのような対応をすれば良いのでしょうか。
急性の腰痛に関しては、まず安静にすることと患部を冷やすことが大切です。
突然腰に走る激痛と共に動けなくなるとパニックに陥ることもありますが、まずは落ち着いてその場で横になり、できるだけ安静にするようにしましょう。
あまりの衝撃と痛みに驚いて救急車を呼んでしまうケースも少なくないのですが、安静にしていると腰痛が和らいでくる場合もあるので、焦らず横になって様子を見るようにしましょう。
また、ここで言う安静というのは、体を横にして寝る体勢になるということを意味します。
椅子に座ったり壁にもたれかかったりして背中を丸めて休んでいると、余計に腰に負担がかかって痛みが増すことがあるので、座るのではなく必ず横になるようにしてください。
次に炎症が起きている患部を冷やすようにしましょう。
痛みがあると温めたくなって温湿布を貼る人やお風呂に入ろうとする人がいますが、急性の腰痛で炎症がある場合は温めると逆効果になります。
慢性の血行不良による腰痛ではなく急性の腰痛の場合には、冷やして炎症と痛みを取ることが大切です。
また痛みがあると思わずさすったり、楽になろうとしてマッサージをしたくなるのですが、これも急性の腰痛の場合には炎症を悪化させてしまう可能性があるので、やめた方が良いでしょう。
急性の腰痛は必要以上に触らないようにして、冷やして安静にしているのが一番です。
また安静にしていても痛みがどんどん増していくようなら、その時点で病院に行くようにしましょう。