腰の痛みの原因として考えられるものは様々あります。
腰全体、両サイドの腰痛
有名なのがぎっくり腰、椎間板ヘルニアなどの、骨や筋肉の障害によって起こる痛みでしょう。
また、帯状疱疹などの神経が作用する障害から起こる腰痛もあります。
そして、精神的な部分から引き起こされるものもあるのです。
うつ病やストレスが原因となって痛みを伴ってしまうのです。
この場合はそれほど問題はなく、症状にあった治療を行うことで改善が可能となるでしょう。
左部分だけに見られる腰痛
左側だけの腰痛と言うのは、内臓疾患や骨の病気が原因となっている場合があるからです。
もちろん、左側に負担がかかるような立ち方をしていたり、左側だけで重い荷物を持っていたなどの理由から左側腰痛が起こる場合は心配ないのです。
それ以外で、突如現れた場合は注意しましょう。
女性の場合は子宮内膜症の可能性もあります。
子宮内膜症は、早めに治療すると簡単な処置で治る場合があるので、違和感を覚えたり生理が止まらないなどの症状があれば、早めに婦人科を受診するといいでしょう。
それ以外の左側腰痛の原因としては尿管結石があります。
これは左腰から背中にかけて激痛が走ります。
友人が結石で救急車で運ばれたことがあったのですが、とにかく激しい痛みにのたうち回っていました。
激しい痛みになってから気づくのでは大変なので、普段から尿の色、透明度などのチェックをしておくといいでしょう。
また、腎臓疾患ということも考えられます。
この場合、左側腰痛に加え、発熱・吐き気・むくみ・血尿などが見られます。
少しでもおかしな症状があったらすぐに受診することが大切です。
アルコールをよく飲む人は膵炎ということも考えられます。
本来はみぞおちに痛みが表れるものなのですが、みぞおちから背中の方へ走る痛みが腰痛と似ているため、勘違いする場合もあるのです。
日頃からお酒の飲みすぎに気を付けるようにしましょう。
最後に怖い病気が、腫瘍が骨に転移したことで起こる左側腰痛です。
腰とともに、骨にも激しい痛みがあるようであれば、この病気を疑った方がいいかもしれません。
特に、以前がん治療をした人は転移の恐れもあるので、ただの腰痛と安易に考えない方がいいです。
まとめ
このように腰痛と言ってもその原因は様々です。
大切なことは、単なる腰痛と軽く考えて放置しないことです。
早めの受診と治療が今後に大きく影響されるかもしれません。