私は以前からぎっくり腰を何度か起こしていたのですが、ある時ぎっくり腰とは違う腰と股裏の疼痛が1ヵ月ほど続いたため、整形外科を受診しました。
検査はせず、痛み止めと筋肉をほぐす薬を服用しながらしばらく様子を見ましたが、症状は段階的に悪化しました。
特に安静にしている時に疼痛を強く感じ、神経ブロック注射も打ってもらいましたが、目に見えて痛みが治まる事はありませんでした。
発症から半年ほど経った頃、痛みでほとんど眠れない状態になったため、MRIを撮る事に。
結果は腰椎椎間板が3か所ヘルニアになっているという、ドクターも珍しがるほどの想像以上に悪い状態でした。
これ以降、疼痛を和らげるために血液をサラサラにする薬が追加され、また痛みの元が判明した事により神経ブロック注射もピンポイントで打てるようになったようで、少しずつ痛みをコントロール出来るようになっていきました。
ヘルニアになった原因は自分の体重を筋肉で支えきれなかったためと見られ、減量と体幹トレーニングにより症状自体も少しずつ落ち着き、発症から4年ほど経つと薬も軽いものに替わり、回数も減ってきました。
発症から6年経った現在も通院は続いていますが、痛みは薬だけで完全に抑えられていて、様子を見ながら減薬を重ねる段階に入っています。
今思い返すと、発症直後、変に痛みを我慢した事で損をしたなぁと感じています。
もっと早く受診すべきでしたし、もっと痛みをしっかり訴えて、積極的な検査と治療をお願いすべきでした。
そして、ドクターからの「痺れはある?」の問いに、安易に「無い」と答えていた事も失敗でした。
その「痺れ」に、私の感じていた疼痛も含まれる事を後で知りました。
自分の感じている症状を、もっと丁寧に伝える事を心掛けていれば効果的な治療がスムーズに受けられたのかもしれません。