腰が痛いときに非常に重宝する腰痛ベルトですが、正しく着けなければ効果を発揮することが出来ません。
もし腰痛ベルトを着けていて苦しいと感じることがあるという方がいるなら、それはきっと正しい位置に付けていないからではないかと思います。
例えば、いちいちずり上がってくるのを直すのが面倒だからといってウエスト付近に巻いているのだとしたら、それは胃を圧迫してしまっている状態です。
手で胃の当たりを押してみると苦しいというのと同じ状態といっていいでしょう。
正しい位置というのは痛みがある場所によって異なるので、しっかりと患部を把握して着けるようにしたいものです。
もし正しい位置に着けていても苦しいと感じるならば、締め付けがきつ過ぎるということなので、少しだけ緩めてあげると良いと思います。
はじめから苦しいのが嫌だからとゆるい状態にしているのは、せっかくの腰痛ベルトの効果が発揮されないので、ある程度きつくしておく必要はあります。
しかし、苦しいのを我慢して体調を崩してしまっては元も子もないのです。
本来腰痛ベルトの役割というものは腰を支えるということにあります。
息を吐き切った状態で着けるので、お腹の中の圧迫力が増加し、体の中から安定させるといった原理なのです。
形的には前からも後ろからも押されて挟まれているような状態になるので、まっすぐ楽に立つことが出来るようになるのでしょう。
そして、骨盤部分にもかかるとより安定するようになります。
このような原理から、ある程度苦しいのは仕方がないことだと思って我慢する必要があります。
腰痛ベルトというのは常に着けていると筋力が低下してしまったりといった弊害があるものなので、なるべく着ける時間を少なくして腰痛を完治させて、苦しいものから開放されたいですね。