デスクワークや寝ている時の姿勢などによって腰痛を訴える方が後を絶ちません。
人間には正しい姿勢というものがあり、それを守らない場合腰への負担はどんどん大きくなっていきます。
しかし気をつけているつもりでも、腰痛というものは誰の身にも振りかかる可能性はあります。
そんな時はどうやって対処すれば良いのでしょうか。
良くうつ伏せの寝方は腰が楽になるなんて言う方がいます。
確かに激痛が走るほどの腰痛の場合、仰向けで寝ると痛みで眠れない場合があります。
そんな時は無理に仰向けにならずに、一番楽な姿勢で寝るのが腰への負担は軽くなるでしょう。
それではうつ伏せで寝るのは身体に良いのかという話になりますね。答えはノーです。
腰痛の時の寝方として最も良いとされているのは横向きになって足を曲げて寝るというものです。
こうすれば腰痛の痛みも和らぎ比較的楽に眠ることが出来るのです。
しかし、うつ伏せが一番楽だという人もいるでしょう。
腰痛と言っても人それぞれ症状は違いますので、どうしてもうつ伏せじゃなきゃ眠れないという場合はうつ伏せで寝ても構いません。
その場合、早めに専門の病院や整骨院などで治療をすることが大切です。
自己流で適当な方法を続けていると悪化の一途を辿ってしまうことにもなりかねません。
腰痛の方にはうつ伏せの寝方もして良いとは書きましたが、健康で腰痛もない方にはうつ伏せの寝方は正直オススメはしません。
何故ならうつ伏せは腰への負担が仰向けや横向きで寝る時に比べてとても多いのです。
うつ伏せで寝ると腰がお腹側に反った形になり、脊髄へ負担がかかってしまうためとても良くないのです。
首も左右どちらかに向くので頚椎にまで影響が及んでしまい、歪みの原因にもなるのです。
こう書いていくとうつ伏せ=悪のように感じられるかもしれませんが、それはちょっと待ってください。
ほんの短時間であれば逆に良いという考えもあります。
猫背気味の人などが背中を伸ばすために数分だけうつ伏せになる場合は身体が楽になるということもあります。
要は何時間も寝てしまわないで、少しの間だけならば問題はないのです。
その際おすすめなのがうつ伏せ用の枕です。
うつ伏せ用の枕というと医療用の高価なものを想像しがちですが、今は安価なものも沢山出ています。
普通の枕を使わずに、専用のものを使うことで首への負担は大幅に軽減されます。
短時間のうつ伏せ寝の時のために一つ用意しておいても良いかもしれません。
ただしそのまま熟睡してしまわないようにご注意して下さい。
うつ伏せの長時間睡眠は基本的に身体への負担が大きいということは忘れないで下さいね。