下腹部に痛みがあって腰痛があり、整形外科へ行っても改善しない場合は、婦人科を受診することをお勧めします。
例えば、生理の時期でないのに不正出血が見られたり、生理の時に腰や下腹部にひどい痛みがある場合などは、婦人科系の病気かもしれません。
激しい腰の痛みを発する婦人科系の病気には、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮がんなどの病気が考えられます。
子宮内膜症は、特に生理の時に下腹部や腰に激しい痛みが出るという特徴があります。
さらに、頭痛や吐き気、全身性のむくみなどの症状も出ることもあります。
また、子宮筋腫は激しい腰痛があり、生理の際に多量の出血が見られるといった特徴があります。
子宮がんになると激しい腰痛に加えて生理の時以外にも出血が見られたり、子宮と隣接している膀胱や大腸などの器官などから異常な出血が尿や便に混じって見られたりします。
婦人科系の臓器は腰の位置に近い場所にあるため、これらの臓器に異常があると腰の痛みとなって現れやすくなるのです。
そして、婦人科系の疾患では、腰の位置に近いところに臓器があるため、どの臓器の痛みか自分では判断しにくいといえます。
そのため、病院でCTやMRIなどの画像検査などを行ってもらうことによって確定診断を受けることができます。
ですので、腰に激しい痛みがあって不正出血が見られたり続いている場合には、すぐに病院に行くことが大切です。
例えば、自治体からの婦人科系がん検診の無料クーポンなどを利用して検診を受けることもできます。
激しい腰痛があり下腹部に辛い痛みがああって、整形外科へ行っても改善しない場合には、そのままにせずにできるだけ早めに検診を受けるようにすることが大切です。