私は無理な姿勢をすることで不意に傷めてしまうのが腰痛だと思っていました。
その考えを変えたのが、自分が病気をした時です。
自分が痛いと感じているところが病気などの原因ということではないことを実感しました。
指先を切った、捻挫をしたという怪我であったり、潰瘍や炎症があるといった原因がある病気ははっきりと分かるでしょうが、頭痛や腰痛、腹痛などは大まかな感覚だと思います。
お腹が痛い、背中が痛い、キリキリする鈍痛があるといったことはお医者さんに伝えたり、治療をする際に話をすると思います。
ですが、自分の体のことでありながらも痛い場所をピンポイントで把握していることは意外とできておらず、病気という可能性はないと思っていることも多々あるそうです。
日々の暮らしの中で、動けないというところまではいかなくても、腰が痛いというのは辛いものがありますよね。
結局のところ、私が患っていたのは女性特有の病気でした。
腰が重くなっていて、その時はお腹の上の方も痛く、随分ストレスが溜まっているようだと思っていました。
年齢的には女性として体の衰えを感じてましたが、だからといって大したことではないと思って過ごしていました。
痛さが出てきた時に初めて病気を疑い、病院へ行きました。
検査の結果は、大きくなった腫瘍でした。
思ってもいなかった結果です。
胃に近い上の方の腰が痛かったので、女性特有の腫瘍なのに思っていたより他のところに痛みを感じていたのが不思議でした。
でも、女性としての体の不調はあったので、サインはきっと出ていたんだと後になってから気づきました。
その後に手術をしましたが、術後も経過も良く、無事に過ごしています。
痛みや病気、体のことなど、生活のことを見直すきっかけとなりました。