ですが、最近は高齢者だけでなくミドルエイジ、さらには若い人の中にも腰痛を訴える人が多く見られます。
一見、腰痛とは無縁そうに見える20代の若い女性が実は腰痛の持病を持っているというケースも珍しくはないのです。
この腰痛にはいくつかの原因があります。
典型的なものとしては、ぎっくり腰といわれる腰痛症や椎間板ヘルニアなどが有名です。
椎間板ヘルニアは椎間板と呼ばれる腰の骨と骨の間にある軟骨が、何らかの原因で壊れることで起きる症状です。
この壊れた椎間板が神経を刺激して坐骨神経痛になる人も少なくありません。
そうなると長期にわたって、苦しむことになります。
たいていの場合、こうした腰痛の症状に対して特効薬のようなものはなく、湿布を貼って痛みを和らげるような対症療法的な治療が一般的です。
通常、腰痛で医者に行くときには整形外科に行くと思いますが、診察後にもらえるのはモーラステープなどの湿布薬が一般的です。
また、痛みがきついときには、痛み止めを処方される場合もあります。
いずれにしても、当面の症状を緩和するという治療がなされています。
あまりに症状がひどい場合には手術をすることもあります。
ですが、基本は保存療法といわれる対症療法が主体になります。
腰痛の時にモーラステープがよく効くというのは実際に試したことがある人ならわかると思います。
ただ、発疹などの皮膚炎を起こすこともあります。
そうした副作用もあるので、使用の際には説明書を読んで正しい使用を心がけることが必要です。
モーラステープ以外の市販の湿布薬においても、皮膚が過敏な人はこうした皮膚炎を起こす可能性が高いので注意しましょう。