理由は様々ですが、パソコンの普及によって座りっぱなしでの作業の増えたことが理由の一つに考えられています。
座りっぱなしでの作業で腰痛が増えるというと違和感があるのではないかと思いますが、驚くことに座っているときの姿勢は立っているときの姿勢の約3倍、腰に負担をかけるといわれています。
座るくらいなら立ち止まっていた方が腰には良いといわれることもあるのです。
しかし前述の通り、パソコンは仕事によっては避けては通ることのできないものです。
そのため、いかに腰に負担を掛けずに座るか、といったことが重要となってくるでしょう。
では、腰に負担を掛けない楽な姿勢とはどんなものなのでしょうか?
人によるところはありますが、楽に感じる座り方というと前のめりの姿勢や、足を組んだ姿勢を思い浮かべがちです。
もちろん、これらの座り方はくつろぎやすく疲れがとれる、と感じる方も多いと思います。
しかし、これらの姿勢は腰に負担をかけ、腰痛の原因になることが多いのです。
腰痛にならないための座り方とは、お尻を深くして座り、背筋を伸ばした座り方なのです。
普段から猫背の方にとってはなかなか慣れない座り方だと思われますが、このようなビシッとした姿勢が最も腰に優しいとされています。
また、イスによっても腰への負担が左右されます。
たとえば、座りやすいと思われているふかふかで柔らかいクッションですが、こういった柔らかいクッションも腰には悪いとされています。
腰に良いとされるのは、しっかりとした硬さがあるクッションなのです。
座り方やイスを見直すことは、慣れない方にとっては難しいかもしれません。
しかし、人生のうちで座っている時間は長いものです。
一度見直して正しい座り方やイスの選択をすることによって、腰痛を防ぐことができるかもしれませんね。