若い頃はあまり腰が痛いというようなことはなく、年を重ねていくと腰痛を訴える人が多くなります。
それはなぜかというと、腰痛の原因には生活習慣が関わっているからなのです。
腰痛の原因は何気ない生活習慣?
最近ではパソコンやスマホを長時間使う人も多くなってどうしても同じ姿勢のまま時間を過ごしてしまう、ということも少なくありません。
- 歩く時の姿勢が悪い
- 座っているとつい足を組んでしまう
- ショルダーバッグをいつも同じサイドの肩にかけている
など、日頃何気なしにしていることが腰痛の原因なっているのです。
脊椎は24個の椎骨が並んでいますが、その24個の椎骨の間にはクッションになるものがあります。
それがなくなると骨同士がぶつかって、すごい痛みになるのです。
人間が二足歩行をしている限り、腰痛はつきものだということには変わりありません。
犬や牛というような4足歩行をする動物には腰痛はないと言われています。
体を支えている脊椎には体重を支える力が必要です。
決まった姿勢を長時間続けているとある部分の筋肉や骨に負担がかかって、腰痛になります。
- 椅子に長時間座って仕事をしている人
- 長時間立ちっぱなしで仕事をしている人
キャビンアテンダントなど立って仕事をしている人には腰痛に悩まされている人が多いものです。
女性の場合は骨粗鬆症などが原因で腰痛が起こることもあります。
腰痛の治療はさまざま
腰にシップを貼ると痛みがやわらぐことがわかっています。
治療にはいろいろな方法がありますが、ぎっくり腰など、激しい痛みがあるときにはとにかく安静にしていることが大切です。
特別な場合を除いて手術を行うよりも保存治療が行われます。
腰痛の治療にはブロック注射があります。
これはとても痛い注射ということで知られていますが、痛みがずっと続くことを考えたら、一時期の痛みを我慢したほうがいいということになります。
ブロック注射で圧迫されている痛みの原因の神経を楽にするので、痛みが引いていくのです。
その他にもコルセットを装着する方法があります。
コルセットはあまり長時間使用すると癖になってかえって腰痛がひどくなる場合がありますから気をつけなければなりません。
腰痛予防のポイント
日常生活では姿勢を正しくすることが大切です。
重いものを持ち上げるときなどには特に注意が必要です。
重いものを持ち上げるときには腰を曲げず、まっすぐな状態でしっかりと持ち上げることが大切です。