数年前から腰痛に悩まされていました。
座った姿勢を続けていると腰がいたくなったり、何気ないときにも痛くなることもありました。
いろいろと試しても治らない腰痛
太っていたのでそのためかと思い、プールで泳いだり、エアロビクスやピラティス、ヨガなどの運動を始めました。
ピラティスを始めてインナーマッスルがついたおかげか少し腰痛が楽になったように思いましたが、やはり痛くなるので整体に通いました。
整体の施術を受けたときは気持ちがいいのですが、すぐにいつものように痛くなります。
マッサージにも通いました。
いろいろと試して見たもののいっこうに改善されません。
知り合いに、いい鍼灸の先生がいると聞いて行ってみることにしました。
腰痛の原因が判明! 犯人は「子宮筋腫」
すると先生はすぐに、「これは、子宮からきている腰痛だね。」と言うのです。
今までにそんなことは一度も言われたことがありませんでした。
やっと原因が分かったうれしさと、確かめてみなくてはと藁をもすがるような気持ちと、重大な病気だったらどうしようという不安な気持ちで婦人科を受診しました。
検査の結果は、子宮筋腫でした。
鍼灸の先生が言われた通りでした。
くわしい検査をするとかなり大きくなっていることがわかり、開腹手術で切除することになりました。
筋腫が大きいので腹腔鏡の施術はできないとのことでした。
皮下脂肪が多いと手術が大変らしいのです。
入院するまで少しでも痩せようとプールやスタジオでの運動は続けました。
いよいよ手術です。心配ですが、先生におまかせするしかありません。
手術の後は、痛み止めのおかげかそれほど苦しまなくてもすみました。
子宮筋腫が腰痛の原因になっていたなんて今でも信じられないですが、腰痛は嘘のようになくなっていました。
40才をすぎたら婦人科の定期検診を受けるのは大事だなと思いました。
婦人科検診を受けていれば、もっと早く筋腫が見つかって腰痛にも悩まされなかったし、腹腔鏡手術で治療することだってできたかもしれないのです。
痛みは意外な臓器が原因で起きる場合も!
わたしの知人で、背中が重くて凝る感じがすると言っていた人は胆嚢に結石ができていました。
しかも、満タン状態だったそうです。
切除手術の後は背中の重みはきれいさっぱりとなくなったそうです。
また、別の知人は、胃が痛いと思っていたら心筋梗塞だったそうです。
痛い場所とはちがうことろが病気に冒されていることがあるので、素人判断をしないで病院に行くことが大事です。
何ともないと言われたら違う科を受診してみるのも重要な点です。
私のように整形外科や整体だけ通っていても、婦人科の病気である子宮筋腫は見つからないんですから。