まだ10代の頃のことです。
何の前触れもなく、目が覚めると腰に差し込むような激痛が走りました。
それまで腰痛を経験したことがなかったので、ビックリしたことを覚えています。
何とか起き上がり両親に相談して、すぐに総合病院に行きました。
突っ張るような痛みがあり、歩くことも大変でした。
まるで腰が石になったようで、いびつにしか歩けず、待ち時間が長くて地獄のような時間でした。
整形外科でCTを撮ると、「特に異常なし」で、「ただの腰痛だから帰っていいよ」との診断でした。
母の支えなしでは歩けないような状態だったので、その診断には驚きました。
母が「ただの腰痛でも歩けないんじゃ困ります」と粘ると痛み止めの内服薬と湿布が出て、「しばらくは安静にするように」と言われました。
2~3日すると、徐々に快方に向かいました。
それまでは痛み止めを服用し、ただひたすら布団の中で耐えていました。
一時的なものだったのかなと思い安心した矢先、また腰痛が発生し、起き上がれないようになる日が頻発するようになりました。
さすがにおかしい!と思い、風邪をひいた時についでに腰痛を聞いてみると、内科の先生が骨粗鬆症じゃないか?
と検査をするように勧めてくれました。
実は家系的に骨粗鬆症になりやすいということを知り、またステロイドを服用していた期間があったので、すぐに検査をしました。
結果は、やはり「少し骨が薄くなっている」とのことで、骨粗鬆症薬を飲み始めました。
また適度な運動を勧められ、よく腰回りを動かすように気を付けるようになりました。
そのお陰か、今は腰痛はめったに起きなくなりました。