腰痛ベルトは辛い腰痛を和らげてくれる便利な道具ですが、どんな道具も正しい使い方をしなければちゃんとした効果を発揮してはくれません。
正しい着け方で腰痛ベルトの効果を最大に引き出すようにしましょう。
腰痛ベルトには腰痛を和らげる幾つかの働きがあるので、それを理解しておくことが大切です。
腰痛は腰を動かしたときに痛みが出ることが多いので、腰を固定することで動きを制限するのが腰痛ベルトの持つ役割の一つで、炎症を早く引かせる効果があります。
お腹の中で胃や腸、肝臓などが収められた空間を腹腔と呼び、腹腔の圧を上げると重い物を持ち上げたり体を急激に動かしたりするときなどに腰周りがしっかりと安定する効果が現れます。
筋肉がしっかりと機能しているときはいいのですが、運動不足や加齢で筋肉が衰えると腹腔圧が上がらず腰に掛かる負担が増してしまうので、筋力の不足を補って腹腔圧を上げるのがもう一つの役割です。
腰痛は冷えによっても起こることがあるので、血流循環を良くすれば予防が期待できるので腰痛ベルトには腰周りの保温の役割も持っています。
これらの役割を理解すれば、腰痛ベルトは腰の動きを制限しながら腹腔に圧がかかるようにしっかりと締めなければいけないことが分かります。
場所としては、おへその位置を基準にして腰から骨盤の上のほうに巻くようにします。
半分が腰、もう半分が骨盤になるように装着します。
巻きつける位置がずれてきたら位置だけを修正したりせずに、一旦外して巻き直すようにしましょう。
でないと、充分な効果がでない場合があります。
腰痛ベルトは間違った着け方や使い方では逆に症状が悪化することがあるので、正しい着け方を理解して自分の症状に合った使い方をするようにしましょう。