腰痛などの痛みを抑えるために使われる薬として、ロキソニンが一般的です。
ロキソニンは、炎症を抑制し痛みを和らげる効果があります。
早く効く解熱鎮痛成分を含んでいるため、発熱時の解熱剤として利用されます。
ロキソニンの良いところは、まず手軽に安価で入手できることでしょう。
病院だけではなく、ドラッグストアでも購入することができます。
そして、安全性が高いこともメリットです。
薬には副作用がつきものですが、ロキソニンは眠くなる成分が含まれていませんし胃への負担が少なくなるようにつくられています。
また、鎮痛の効き目が早く現れやすいことも、広く使われる理由となっています。
しかし、副作用が少ないといっても持病のある方は使用できないことがあります。
もともと胃腸が弱い人、腎臓病・肝臓病・心臓病を持っている人、貧血の人、低血圧の人、妊娠している人などは特に注意が必要です。
心配であれば、医師・薬剤師にあらかじめ説明しておくことをおすすめします。
また、ロキソニンは炎症を抑える対症療法薬であり、原因そのものを治すことはできません。
鎮痛効果が早く現れるのがメリットですが、慢性化している腰痛では効果は低いでしょう。
あくまで急性腰痛の応急処置として使用する方が本領を発揮できます。
慢性化している腰痛では、強い薬を服用する薬物療法よりも運動療法や認知行動療法を行うべきです。
自分の腰痛の原因に合わせた運動や腰に負担をかけない動作の習慣化を目指しましょう。