慢性的な腰痛を抱える人は、年齢を問わず多い現代病ですが、その治療として様々な対処法や多くの情報が錯乱しており、これといった決定的な治療法を見いだせないまま、その痛みに我慢し日々を過ごしている方は多いです。
一時的な対処療法として病院へ行く方や、あるいはカイロプラクティックへ行く方もいます。
私自身、20代中頃から30代前半まで慢性的な腰痛にずっと悩まされ、整形外科や、カイロプラクティックへ赴いた身なのですが、それはあくまで一時的な対処療法で、時間が経てば必ず再発します。
私はそれ以来、他の意見、体験談などを参考にしながら独自でリハビリに専念しました。
その内容は、骨盤を前傾させ母趾級歩行を毎日数時間、鉄棒にぶらさがったり、懸垂したりして背筋強化に努め、風呂上がりにストレッチです。
元々O脚が酷かったことや、左右アンバランスな姿勢なまま意識せず20年間生きてきたために、積もりに積もって全身の歪みとなって、とうとう20代中頃から体の不調をきたし始めたわけです。
つまり、腰痛の根本的な原因は体の歪みだと思われます。
なぜなら、居てもたってもいられなくなった状態から3、4年の現在ほぼ完治しました。
ただし、何十年という歳月が掛かり発症したわけですから、治療にもそれ相応の時間は要するであろう、ある程度長い目で見る必要があると考えます。
人間の身体は精工にできていて、頭のてっぺんからつま先まで一寸の狂いもなくすべてが相関関係にあります。
それを身をもって体感しました。
またもう一つ重要な点は、歯並びです。
歯並びのバランスが悪いとこれが全身の歪みへと繋がっていきます。
そして人間の脊髄周辺には全神経が収束しているため、そういった痛みが全身で一番敏感な腰にくるようです。
結論としては、腰痛対策として究極的な治療は、病院はあくまで対処療法、そして長い目でヨガやストレッチなど自宅でも簡単にできる柔軟体操をじっくり続けることにあるのではないかと思います。