現代、腰痛持ちの人はとても多いですよね。
しかし腰痛の原因は実に多岐にわたるものだという事をご存知ですか?
素人がその原因を特定するのは困難です。
腰痛の原因になるものは?
大まかに例を挙げても、
- 物理的に背骨の異常によるもの
- 血管や神経、内臓に関わるもの
- 心因性によるもの
- それらが複合的に重なっているもの
などがあります。
女性の腰痛で特に気をつけたいのは?
特に女性が気を付けたいのは内臓に関わるもの、特に女性特有の婦人科系のものです。
それにはどういうものがあるのかというと、子宮と卵巣の疾患が挙げられます。
子宮と卵巣は丁度骨盤のあたりに位置する臓器なので、腰の位置が痛みます。
これが一辺倒に『腰痛』と処理されてしまう原因になっています。
腰痛というと大した事のないもののように扱われがちですが、
子宮が原因の腰痛の場合
「子宮筋腫」を疑ったほうが良い症状としては、
- 月経時の出血が非常に多い
- 貧血
- めまい
- 動悸
- 疲れやすく息切れが起こる
また、「子宮内膜症」の疑いのある症状は、
- おりものに血が混じったり膿のようなものがいつもより増えた
- 不正出血がある
- 月経時の出血が減る
- 発熱を伴う
そして、「子宮がん」も疑ってみても良いのは、
- 排尿しづらく感じる
- セックス時に出血を伴う
- 骨盤の辺りが痛む
卵巣が原因の腰痛の場合
卵巣は外から見て分かるような症状や変化はあまり無い上、もし片方が機能不全に陥ったとしても、もう一方がカバーしようとするため更に自覚しにくくなるという特徴があります。
そのため沈黙の臓器とも呼ばれています。
ですから更に敏感になって頂きたいサインは、主に下腹部の違和感です。
「卵巣のう腫」を疑っていただきたい症状としては、
例えば、腫瘍が膀胱や腸を圧迫する事での
- 頻尿
- 便秘
- スカートやパンツがきつくなる等の膨満感
- 腰痛
いずれの症状でも腰痛は共通の症状として出ます。
特に女性の大切な臓器は骨盤付近に守られているため、そちらで何かが起こると腰痛として出やすいのです。
女性が腰痛になった場合は…
という事は、腰痛が症状として現れたら重大なサインである可能性があるので、すぐに婦人科に相談に行きましょう。
婦人科は恥ずかしい、他の科に比べハードルが高く行きづらいというようなイメージがあるようですが、昨今では女性の意識の高まりにより、定期的に通う人は増えています。
そして病気になってからではなく、なる前に病院で検査する事のほうが大切ではないでしょうか。
いざという時、行きつけの婦人科があり気軽に相談出来る場所があるというのも心強いものです。
気軽に相談してみましょう。
たかが腰痛、されど腰痛。
心配しすぎるのはもちろん良くありませんが、もしお心当たりがある方がいたら、安心するためにも、一度検査してみるのも良いかもしれません。