「最近ちょっと腰の痛みがひどくなってきた…」と思いながらも、外科、整形外科、整体、接骨院、鍼灸院とたくさんの選択肢があることで、逆にどこへ通えばいいのかわからないという方も多くいらっしゃると思います。
腰痛を診てもらうには何科へ行ったら良い?
腰痛は様々な原因で起こりますが、その中でも明らかに運動をして痛めたなど理由がはっきりしている場合はまず整形外科でよいでしょう。
しかし、腰痛は外科的な原因だけで起こるわけではありません。
内臓疾患が原因で起きている場合や、女性であれば婦人科の不調から腰痛の症状が起こっている場合もあります。
このためいつから始まったのかわからない、原因がわからないなどの腰痛は「整形外科を含む総合病院」で診てもらうことをお勧めします。
このような病院で診察を受けた場合、MRIや血液検査など内科的な検査も同時に受けることが出来ますし、原因が多岐にわたっていたとしても一つの病院の中ですぐに対応することができます。
複数の病院を行ったり来たりするいわゆる「はしご受診」は腰痛を抱える体にとっても負担になりますし、一つの病院で診察した場合よりも医療費がかさんでしまうこともよくあります。
また、総合病院が近くにない場合には地元の診療所の中でも総合病院と連携を取っている病院を選びましょう。
そうすることで原因に内臓疾患が考えられるなど、他科の診察が必要な時にすぐ総合病院や専門の連携先に紹介状を書いてもらえます。
これらの病院は院内に「○○病院と連携しています」という張り紙があったり、受付に問い合わせれば教えてもらえますので受診前にかかりつけの病院に質問しておくと良いでしょう。
治療を続ける際に気をつけることは?
そうすると主治医によって治療方針が一定せず、一つの病院で時間をかけて治療していけば治ったはずのものでも、途中で通院を止めたり治療方針を変えてしまうことで「ずっと治療はしているのにいつまでも治らない、また次の病院を探さなくては」という結果を導いてしまう事にもなりかねません。
まとめ
腰痛というものは複数の原因から起こっていることも多く、また慢性的なものであれば特に原因がはっきりとわからなかったり、治療に時間を要するものもあります。
そして先述したように、加齢や重いものを持ったなどの原因だけではなく、内臓疾患などの病気が隠れていることもあるので様々な角度からサポートしてくれる病院を探し、主治医を信頼して治療を続けていくことで自分のどこに腰痛の原因があったのか、またどう治療していけばいいのかという事が見えてくるでしょう。