くしゃみをするだけで急性の腰痛、いわゆるぎっくり腰になってしまうことがあるそうです。
そんなにわかにはちょっと信じ難いことかもしれませんが、くしゃみは急性の腰痛の原因として十分考えられる要因です。
普段私達は何気なく行っているくしゃみですが、実は腹筋や腰といった部分に大きな負荷を与えています。
特にくしゃみをする体勢というのは非常に重要で、一番危険なのは中腰のままくしゃみをすることです。
そもそもくしゃみの衝撃というのは私達の想像以上に大きく、無意識のうちに体を支えようとして腹筋を締めたりしていて、そのたびに腹圧が急上昇します。
そうすると背中の筋肉が引っ張られて椎間板や椎間関節に負担を与えてしまうのです。
また、くしゃみの際に曲げてしまう癖がある人というのも、気を付けなくてはいけません。
これはくしゃみの衝撃で転倒しないように人間が反射的に行ってしまう行為であるため、加減が出来ません。
だからこそ、くしゃみで腰を痛めるぐらいまで強く負荷をかけてしまうのです。
では、くしゃみによる腰痛を防ぐにはどうすれば良いのかというと、くしゃみをする際には腰を曲げないように意識しておくということです。
意識をするかしないかだけでも、体の反応は大きく変わりますので、十分対策としては効果的です。
また、体勢が崩れないように何かに掴まるというのも有効です。
体勢を崩さないでいることが重要ですので、これらの方法はそれをサポートしてくれるというわけです。
道具に頼るのであれば、コルセットを巻くというのも効果的です。
しっかり固定してしまえば反射でも曲がる心配はありませんし、道具に頼らないならば日頃から腹筋を鍛えておくことが好ましいでしょう。
日頃から腰痛がある人というのは特に注意しなければなりませんので、油断しないようにしましょう。